QUESTION

決算末に200万の利益が残ります。保険を使った節税対策を教えて下さい。ただ、税理士からは資金繰りも加味して加入するようにと言われています。

ANSWER

200万の利益であれば、無理に節税せずに納税すること。あるいは、経営セーフティ共済(倒産防止共済)の活用が現実的な選択肢になるかと思います。参考にしてみて下さい。

無理に節税を考えず、そのまま納税することも有効な選択肢の一つです。

「決算末に200万の利益が残ります。保険を使った節税対策を…」とのことですが、別のよくあるご質問でも紹介しましたが、利益800万円未満であれば、軽減税率の範囲内(納税額も少額)です。税率も2割程度ですから、無理に節税を考えず、そのまま税金を納めることも有効な選択肢の一つです。

 期末に残る利益があれば、少しでも翌期以降に繰り延べたり、何らかの形で利益を消しこみたい気持ちが出てきますが、無理や無駄遣いは禁物です。「税理士からは資金繰りも加味して加入するようにと言われています…」とのことですが、顧問の税理士先生がおっしゃる通り、資金繰りに余裕が無い場合は、無理しながらの保険加入はオススメできません。2割の納税後に8割の現金を残す、というのも賢明な選択肢の一つとご理解下さい。

資金繰りに余裕がある場合は倒産防止共済が現実的な選択肢に。

 また、これも別のよくあるご質問で紹介しましたが、資金繰りに余裕があったり、可能な限り税金を安く抑えたい場合には、年間240万円までの掛金が全額損金となる経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)がオススメです。

 倒産防止共済は、12ヶ月以上継続することで下記のように初年度80パーセント以上の解約金を受け取ることができます。



倒産防止共済の解約手当金
参考:中小機構ホームページ 解約手当金についてより

 まずはこの年間240万円(累計800万円)までの加入枠を全て使っから保険加入を検討してみてはいかがでしょうか?

 保険は必ずしも節税における最初の選択肢になるわけではありません。

  • 倒産防止共済で簿外の含み資産が徐々に貯まっている。
  • 税引き後の内部留保も増え始め、会社としての基礎体力がつき始めている。

 こういったタイミングで初めて、大きな金額をキャッシュアウトする節税保険を検討しても決して遅くはありません。資金繰りにある程度余裕ができてから、節税保険を活用する。そうすることによって、

  • 法人保険の支払いで資金繰りが窮屈になってしまう。
  • 保険ありきの経営になってしまい、本業に支障をきたしてしまう。

 などといった本末転倒になってしまうリスクも抑えることができます。

 弊社ではお客様の状況に合わせた最適な提案を行っております。どうぞお気軽にお問い合わせ・ご相談を頂ければと思います。