QUESTION

今期、利益が残りそうなので逓増定期保険の加入を検討しています。今、5年程度で解約返戻率のピークを迎えるものを検討していますが、来年利益が出なかった場合、1年だけの契約で終わっても良いのでしょうか?アドバイスお願いします。

ANSWER

1年(年払で1回)だけ支払って契約を終えてしまう可能性が高い場合、そもそも保険の加入をオススメできません。

1年だけの場合、そもそも保険の加入をオススメできません。

「来年利益が出なかった場合、1年だけの契約で終わっても良いのでしょうか?」とのことですが、1年(年払で1回)だけ支払って契約を終えてしまう可能性が高い場合、そもそも保険の加入をオススメできません。

 節税対策に活用される保険の多くは、少なくとも3年以上は保険料を支払うことが前提となります(一般的に、どの保険商品も3年以上継続して保険料を支払うことで、徐々に節税効果は高くなっていきます)。

 一方で、仮に契約当初の解約返戻率が高い商品を選んだとしても、1年支払った段階で解約してしまえば払込保険料の6割〜7割程度しか解約返戻金を受け取ることができません。

 残り3〜4割を保険会社に取られてしまえば、保険に加入せずに法人税を支払うほうが、手元により多くのお金を残すことができます。ですから、1年(年払で1回)だけ支払って契約を終えてしまう可能性が高い場合、そもそも保険の加入をオススメできません。

今期だけの節税対策には経営セーフティ共済(倒産防止共済)を。

  • 利益は今期だけの特別要因で、来期以降に利益が出るかどうかは分からない。
  • 来期以降は利益が出ない可能性のほうが高い。

 もし、上記のようなケースで、今期だけの節税対策を検討する場合には、年間240万円までの掛金が全額損金となる経営セーフティ共済(中小企業倒産防止共済)がオススメです。

 倒産防止共済は、12ヶ月以上継続することで下記のように初年度80パーセント以上の解約金を受け取ることができます。



倒産防止共済の解約手当金
参考:中小機構ホームページ 解約手当金についてより

 短期的な利益を節税する場合には、まずは年間240万円(累計800万円)までの加入枠を全て使ってから保険加入を検討してみてはいかがでしょうか?参考にしてみて下さい。