QUESTION

3月決算ギリギリに年払いできる節税保険の加入を検討しています。ただ、決算末まであまり時間が無く、また健康面でも若干の不安があるため加入を迷っています。仮に健康診査、申込書作成、保険料の入金後、期をまたいだ後に、例えば健康面で保険加入がキャンセルされてしまった、という場合どういう経理処理になるのでしょうか?こういう状態でも加入できるか試してみるべきでしょうか?

ANSWER

原則としては、3月決算のタイミングで通常通りの損金処理を行い、4月に保険加入がキャンセルされた時点で新しい期に仕訳を戻す形になります。この場合、結果的には単年度だけの利益の繰り延べにもなります。保険の加入にチャレンジする価値は十分あると思います。

保険の加入にチャレンジする価値は十分あると思います。

「期をまたいだ後に、例えば健康面で保険加入がキャンセルされてしまった、という場合どういう経理処理になるのでしょうか?」とのことですが、原則としては、3月決算のタイミングで通常通りの損金処理を行い、4月に保険加入がキャンセルされた時点で新しい期に仕訳を戻す形になります。

 この場合、結果的には単年度だけの利益の繰り延べにもなります。保険の加入にチャレンジする価値は十分あると思います。

決算は通常通りの損金処理。翌期に仕訳を戻す形になります。

 節税対策に活用される法人保険に加入したい場合、法人がん保険など健康診査が不要な保険を除き、基本的には

  • 1.指定の病院(医師)による健康診査(診査内容は保障額によって異なる)。
  • 2.申込書類の作成。
  • 3.第1回目の保険料払い込み。

 の3つが必要になります。

 例えば3月決算の法人が決算末ギリギリの3月31日に健康診査と申込書作成、入金を行った場合、3つを行った時点(発生ベース)で損金処理ができるため、当期の損金とすることができます。

 ただし、実際に保険契約が成立となる(保険会社から保険証券が送られてくる)のは翌期の4月1日以降。仮に健康面で保険加入がキャンセルとなってしまった場合も、4月以降に保険会社から保険料の払い戻しとなります。

 そのため「期をまたいだ後に、例えば健康面で保険加入がキャンセルされてしまった、という場合…」は、原則としては、3月決算のタイミングで通常通りの損金処理を行い、4月に保険加入がキャンセルされた時点で新しい期に仕訳を戻す形になります(3月決算で処理した損金額が、翌期の利益となります)。

狙っては出来ないが、結果的には単年度の利益の繰り延べに。

 狙ってできるものではありませんが、結果的には単年度だけの利益の繰り延べにもなります。ですから、保険の加入にチャレンジする価値は十分あると思います。

 原則としては、節税対策の保険は余裕を持ったスケジュールで加入するのがオススメですが

・ギリギリにならないと決算の数字が固まらない。
・被保険者となる社長や役員のスケジュールが空かない。

 といったために、決算末ギリギリで保険契約をされるお客様も多くいらっしゃいます。仮に残り営業日が1、2日しかない場合でも

  • 1.指定の病院(医師)による健康診査(診査内容は保障額によって異なる)。
  • 2.申込書類の作成。
  • 3.第1回目の保険料払い込み。

 を1日で完了させ、今期の節税対策を行うことも可能です。どうぞお気軽にお問い合わせ・ご相談を頂ければと思います。