QUESTION

知り合いから逓増定期保険を勧められています。今期は黒字の見込みで1/2損金で解約返戻金のピークが55歳辺りになるものを検討しています。そこで質問ですが、ピークになった時、使い道が無ければ保険料の払い込みもせず、解約せずにそのまま置いておく、なんてことはできるのでしょうか?

ANSWER

ざっくばらんな話をしてしまえば、保険会社によっては、ピークの解約返戻金のまま保険を据え置くことができる場合もございます。ただし、注意点もいくつかございます。参考にしてみて下さい。

ピークの解約返戻金のまま、保険を据え置くことが?

「解約せずにそのまま置いておく、なんてことはできるのでしょうか?」とのことですが、ざっくばらんな話をしてしまえば、保険会社によっては、ピークの解約返戻金のまま保険を据え置くことができる場合もございます。ただし、注意点もいくつかございます。参考にしてみて下さい。

 年払いで契約している保険の場合、たいていの保険会社で支払日(契約日)から2ヶ月間は、保険料振込の猶予期間が設けられています。例えば、3月決算で決算末の3月31日が契約日の場合、1ヶ月〜1ヶ月半前から振込案内が届き、実際の振込期限は5月31日までとなっている場合がほとんどです(ただし、期中に支払いをしない場合は、その期の損金とすることができないため注意が必要です)。

 そして、この2ヶ月の猶予期間を過ぎると、保険は失効(冷凍保存のような状態)に入り、文字通りその効力を失います。ただし、失ってしまうのはあくまで保険としての機能だけ。失効期間中に万一のことが起きてしまえば、保険金は支払われません。しかし、万一のケースや保険契約を解約した場合は、解約返戻金(とほぼ同額)はしっかりと支払われます。

保障は無くなるがピークの解約返戻金は据え置ける。

 これは、言い換えれば「失効させて保障が無くなったとしても、ピークになった解約返戻金は据え置くことが可能」とも言えます。

 保険失効後に据え置くことのできる期間は保険会社によって異なりますが、保険約款上はおおよそ1〜3年と記載されています。

  • 失効期間に入って1年を経過すると勝手に解約返戻金を戻す会社もあります。
  • 一方で、約款上の期限3年を過ぎても据え置ける会社もあります。

 仮に解約返戻金がピークになって使い道の無い逓増定期保険も、「ルールの範囲内で、1〜3年は据え置くことができる」とご理解下さい。

保険の失効で据え置く方法は、あくまで最終手段として。

 また、モラル的な問題もありますが、前述の通り、保険会社の中には、約款上の期限を過ぎても保険を据え置くことができる場合があります。ただし、この辺り非常にデリケートな部分であることもご理解下さい(保険会社によっては、次回以降、新規契約を断られてしまう可能性もございます)。

 保険の失効で据え置く方法は、あくまで最終手段として。別のよくあるご質問、「逓増定期保険の解約返戻金を3期に分散して解約できる方法があると聞きました」や「解約返戻率のピークを迎えた逓増定期保険から別の保険に乗り換えていく方法がある?」の中で、逓増定期保険のピーク対策について詳しく紹介しています。併せて参考にしてみて下さい。