QUESTION

ここ2年、2期連続で黒字なため、それぞれ1,000万程度の納税をしています。今期は設備投資などにより赤字を見込んでいますが、FP資格があり、前職保険屋だった経理担当が保険加入を勧めてきます。赤字の状態でも新規に保険に入る必要はありますか?

ANSWER

原則として9年間は繰越欠損金という形で翌期以降に赤字を繰り越していくことが可能です。そのため、キャッシュフローや資金的な余裕がある、赤字の決算にしても問題が無い、という場合は、損金性のある保険で赤字を増やしておくのは効果的です。

赤字は繰越欠損金という形で翌期以降に繰り越していける。

「赤字の状態でも新規に保険に入る必要はありますか?」とのことですが、原則として9年間は繰越欠損金という形で翌期以降に赤字を繰り越していくことが可能です。そのため、

  • キャッシュフローや資金的な余裕がある。
  • 赤字の決算にしても問題が無い。

 という場合は、仮に今期は対策をせずに赤字になる場合でも、さらに損金性のある保険に加入して赤字を増やしていくことは効果的です。

作れる時に赤字を作っておく、というのは有効な手段。

 加えて、

  • 二期連続で黒字ということは、来期以降も黒字が出る可能性がある。
  • 「今期は設備投資など…」という点から来期、再来期は前期以上の利益が出る可能性もある。

 といった観点からも、今のうちに(作れる時に)赤字を作っておく、というのは賢明な判断と言えます。

 ただし、「FP資格があり、前職保険屋だった経理担当が保険加入を勧めてきます…」という点に関しては、過度に信頼し過ぎてしまうのは禁物です。

 FP資格や経理資格を持っていたとしても、会社の経営を熟知しているわけではありません。顧問の税理士や外部の保険代理店など、多面的な意見を取り入れながら節税保険の検討をされることをオススメします。参考にしてみて下さい。