QUESTION

法人契約で7〜8年のあいだ払い込み(全額損金)。途中で個人に名義変更もできる。満期になれば退職せずに個人で貯まった解約返戻金を受け取ることができる。途中で払い込みを止めて払済みにした場合でも、掛け金の100パーセント近くが戻ってくる。税理士からこんな保険があると聞きましたが、本当でしょうか?

ANSWER

おそらくお客様が提案されたものは、逆ハーフタックスプランと呼ばれる養老保険を活用した節税のスキームだと思われます。この節税プランは、法人の節税対策として一般的に活用されるプランの一つです。

逆ハーフタックスプランは全額損金になりますが…。

 ご質問の内容を見る限り、おそらくお客様が提案されたものは、逆ハーフタックスプランと呼ばれる養老保険を活用した節税のスキームだと思われます。この節税プランは、法人の節税対策として一般的に活用されるプランの一つです。

「法人契約で7〜8年のあいだ払い込み(全額損金)…」とのことですが、確かに逆ハーフタックスプランは支払った保険料を全額損金にすることが可能です。

 ただし、やや専門的な話になってしまいますが、一般的な法人保険とは違い、保険料の半分を支払い保険料として、残りの半分を役員の報酬扱いとして全額損金にします。この点は通常の法人保険と異なるためご注意下さい。

名義変更せず満期保険金を個人で受け取ることが可能。

 また、「途中で個人に名義変更もできる…」とのことですが、もちろん名義変更をすることも可能ですが、逆ハーフタックスプランの場合は名義変更することは稀です。この点は、おそらく逓増定期保険の名義変更プランと混同しているものだと思います。もう一度、よくご確認を頂ければと思います。

 逆ハーフタックスプランは養老保険を使うため、名義変更しなくても満期になれば、予め満期保険金の受取人に指定した役員が満期保険金(解約返戻金とほぼ同額)を受け取ることが可能です。「満期になれば退職せずに個人で貯まった解約返戻金を受け取ることができる…」という点が、まさにこのことを指します。

支払いをストップして終身保険に切り替えることも。

「途中で払い込みを止めて払済みにした場合でも、掛け金の100パーセント近くが戻ってくる…」という点も事実です。養老保険は3〜4年支払ったタイミングで、支払いをストップして払済終身保険という、終身保険の形態に途中で切り替えることが可能です。

 この場合、満期返戻金までの期間は通常の終身保険のように利回りが付いて徐々に解約返戻率が上がっていきます。満期を迎えたタイミンで100パーセント近く(あるいは100パーセントを超えた)金額を個人で受け取ることが可能です。

 お客様の状況に合わせて最適なプランを提案することも可能です。どうぞお気軽にお問い合わせ・ご相談を頂ければと思います。