QUESTION

契約者が法人。被保険者が役員の保険に加入しています。今まで支払った保険料は全額資産計上にしていましたが、保険会社から届いた資料には1/2損金計上とあります。今後は1/2損金にすべきですか?それとも全額資産計上を続けるべきでしょうか?

ANSWER

今後は保険会社の資料に書いてある通り半分(1/2)損金処理するようにして下さい。また、過去の経理処理に関しては修正するなどの対応が必要になります。

完全に税理士の経理処理ミス。無駄な納税が発生している場合も。

「今後は1/2損金にすべきですか?それとも全額資産計上を続けるべきでしょうか?」とのことですが、今後は保険会社の資料に書いてある通り半分(1/2)損金処理するようにして下さい。また、過去の経理処理に関しては修正するなどの対応が必要になります。

「今まで支払った保険料は全額資産計上にしていましたが…」とのことですが、ざっくばらんな話をしてしまえば、今回のケースは完全に税理士の経理処理ミスです。本来であれば、税理士は保険会社の資料(提案書)に記載されている仕訳例通りに経理処理するものです。しかし、何らかの手違いで税理士が経理処理を誤り、無駄な納税が発生してしまっているケースも考えられます。

払い過ぎている法人税があれば戻ってきますが税務調査も入ります。

 もともと1/2損金処理できる保険を誤って全額資産計上してしまっている。これは、毎年保険料の半額分が損金として計上できてないことを意味します。本来なら消せるはずだった利益を消しそこね、決算が黒字であれば、ここ数年のあいだ無駄な法人税の納税が発生してしまっているとも言えます。このまま全額資産計上を続けることはもったい無いことですし、早急に是正することをオススメします(金額によっては税理士に対して損害賠償請求を行うべきケースでもあります)。

 過去に誤って全額資産計上してしまった経理処理に関しては、税理士に修正するよう依頼して下さい。損金計上しそこねた経理処理を過去に遡って修正する場合、税務署に対して申請(手続き)が必要になります。過去の決算が黒字であれば、法人税を払い過ぎていることになるため、修正により納税した税金の一部が戻ってくることがあります。

 ただし、どんなケースであれ税務署から税金の払い戻し(還付)を受ける場合、原則は税務調査がセットで発生するものとご理解下さい。この辺り、顧問税理士とよく相談し、税金の還付金額や税務調査リスクも加味しながら慎重な対応をして頂ければと思います。

 参考にしてみて下さい。